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茶道のお稽古

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茶道のお稽古

茶道の茶事稽古がありき。宗匠の指導を受けながらげに炭点前を省略せしお茶事を体験すると言ふ事なり、すごくよいらうが積める事となるめり。
あるじする際の主人がおまらうど様に対して美味しきお茶を飲みてたまふるために、心をすごく尽くすと言ふ事はゆゆしき事なるとしみじみ思ひき。日ごろに分け、お稽古のけしきを紹介したしと思ふ。

【寄付】
床  香林院住職 金嶽宗信師筆 絵賛
 「一日不作 一日不喰」(一日作さざれば 一日喰らはず)
莨盆 遠州好 舟形 一双の内
莨入 遠州好 四方 面取
火入 遠州好 宜徳 瓢形
灰吹 青竹
敷物 ペルシア

寄付(よりつき)といふは、お茶事におまらうど様が一番最初に案内さるるかたの事を指したり。お茶事への身支度を整えてもらい、香煎(口の中をさっぱりさする飲み物)をたまふ。ここのかたへ来るまで歩きてこしなどひたぶるに忘れて、爽やかなる心持にお茶事に向かふ事がせらると思ふ。寄付の掛け物などは上記なる通りに、一見「働かざる者食うべからず」の意味なのかな?と思はするところはあるが、そうではなしめり、お稽古をしっかりすると同時に美味しきものをたまへて見むといふ、主人の心ばせが感ぜらる。
寄付には莨(煙草)入や、盆がしたためれたるが、最近には飾りとしてだけいで置きてあるところが多く、ほどなき部屋の中に吸ふこと自体あまりよくなければ、使はざる方がよからむと言ふようにつつみすべしと思ふ。




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