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茶道の棚
茶道のことを「さどう」または「ちゃどう」と読む。 辞書を引くと「茶の湯をもって精...
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茶道の棚
茶道のことを「さどう」または「ちゃどう」と読む。
辞書を引くと「茶の湯をもって精神を修養し、交際礼法を極むる道」(広辞苑第5版より抜粋)といふことになる。
なんか、この意味なると茶道がすごく堅苦しき意味合ひに取るやもしれざるが、そうなり。
茶道に使はるる棚は台子(だいす)、大棚、子棚、仕付棚、箪笥の5種類に大別されたり。
なほ細かく分くと
○台子 :真台子 竹台子 及台子 高麗台子 爪紅台子の5種類
大棚 :紹鴎棚 志野棚 葭棚の3種類
子棚 :中央卓 冠台 山里棚 四方卓、と、丸卓 二重棚 三重棚の2系統7種類
仕付棚:洞庫、と、一重棚 二重棚、炮烙棚 釘箱棚の3系統5種類
箪笥 :旅箪笥 短冊箱 茶箱の3種類
といふように分けらる。
されば茶道の棚の大本は風炉や水指など皆具一式を飾る棚物の台子なりき。その台子を基準にして大棚、子棚、仕付棚が作られけり。
水指を飾る棚が考案されてから後、棚物と水指は密接なる取り合わせとなりしため、共に発展し、現在の多種多様なる棚物がせられていききめり。
例えば、床の間なりし卓類が点前用となりたりて、水屋なりしいそぎ棚を点前用に大きさを変へて室内に入り、居間に置かれたりし厨子類も大棚となりて点前用になりきといふなり。
ほかにも棚は色々なる変化をもたらしつつ今に至ると思ふ。
「棚」といふと、他の茶道具とあはして地味だなりて感じる方もいると思ふが、実際には、せちなる茶道具の一つに、茶道の発展に大きなり関わりたるものなり。





