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餅は日本のみにあらず、中国や韓国・東南アジアなどに渡り沢山の種類があり。
以前は、主に小麦を粉にして平たく固め、加熱せし粉食のみのことを指したりき。
されど最近には大麦、粟、トウモロコシなど小麦粉以外の食材を用ありし粉食も使用さるるようになりき。
味は、甘きものより塩辛きものもあり。
中華料理由来の月餅や饅頭などがあり、月餅や饅頭は、小麦の「餅」が発達し、改良されてこしものに、麺類もその派生なりとも考へられたり。
日本には、正月や行事には欠かす事がせられざる必ず一品はある食材となりたりかし。
また、日本の和菓子の中には、「きは餅」など、日本には一般的に饅頭と呼ぶ物を「餅」と呼ぶなり。
そして日本に種類が多き餅は、米などの稲系のものが多く、そのよしは作りし餅が簡便に、それに加え作りやすく加工しやすきためと言はれたり。
餅は、長き間、日本人に愛されたる食品のみに、いと多くの種類がありかし。
ほんのごく一部のみなるがご紹介す。
丸餅は、つきし餅を丸くせしものに、一般的に食べられたるおぼろけなる餅の事を表したり。
この丸餅を切ると「切り餅」になり、炭火にあぶると「あぶり餅」と言ふ様に、作りの手順・加工法などをもって餅の名称が変はりゆく。
一升餅は、足の影をせし紅白餅の事を言ふが、稚児の満1歳の誕生日に風呂敷に包み、稚児の背中に背負はせてハイハイさすなり。
こうやりて、背負はする事をもって稚児の成長と幸福を願ふと考へられたり。
信玄餅は、名前通り戦国世のなにしおふ武将の中の1人、「武田信玄」が信玄餅の由来なると考へられたる甲州の名物なり。
食べ方は、きな粉や黒蜜をかけて食ぶなり、「桔梗屋」と「金精軒」の2種類が存在したなり。
ずんだ餅は、仙台の銘菓に餅を茹で潰しし枝豆と絡めて食ぶるものなり。
他にもうるち米に作られ、餅に味噌をつけて火にあぶりてある木曽谷の名物、五平餅や正月に良く見る大小の丸餅を2段に重ねた鏡餅などもあり。
鏡餅は、やがて食べずに木槌などに割りてから焼き、蒸し、煮食べ方は、色々あり。





